Marc Jacobs (マーク・ジェイコブス) の輝かしいキャリアは、みずからのコレクションが世界的に脚光を浴びた1986 年にはじまりました。 一時期、Perry Ellis (ペリー エリス) に在籍したものの、かのグランジ コレクションで酷評を受け、それを期に解雇されました。 しかし自分のブランドでデザインを続け、その活動は 1997 年に Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン) のクリエイティブ ディレクターに就任したのちも続きました。 そして、3 世代先のトレンドを読む才能が、Jacobs の名前を不動のものにしたのです。 Jacobs は、持ち前の文化的知識や洞察力で、さまざまな要素を含むこのブランドのメンズウェアに説得力を与えます。 デヴィッド・ボウイを彷彿とさせるコーデュロイのフレア パンツや花柄シャツから、作業着を着想源としたデニムのジャケットまで、コレクションには本物の文化的背景が反映されています。 Marc Jacobs は、得意とする派手な演出と遊び心を散りばめながら、ランウェイやレディトゥウェア、アイウェア、フットウェアやフレグランスなど、あらゆるファッション アイテムを網羅し、押しも押されぬ天下のブランドへとのし上がってきたのです。