再構築の考えに基づいて展開されるSURGERYの物語

再構築の考えに基づいて展開されるSURGERYの物語

ABOUT SURGERY

 SURGERY(サージェリー)は再構築の考え方をベースにヴィンテージリメイクだけでなく、様々なスタイルを再解釈したデザインを披露しているファッションブランドです。SURGERYは新しい生命を吹き込むという点で医学的用語としてのSURGERY(=手術)をファッション業界へ新たな風を吹き込んでいます。

再構築の考え方を軸にSURGERYは再構築の一概念だけを貫いている訳ではありません。 脱形式主義と折衷主義そしてコラージュの概念が適切に混ざった枠に囚われない再構築の考え方のもと、破壊、解体、解きほぐすような行為的観点から否定的傾向の概念より肯定的な組換えにさらに重きを置いており、毎シーズンコレクションでリズミカルな変奏を披露しています。

 

SURGERY'S IDENTITY

 2016年度を基準に1日平均259トンと年間7億着の衣類廃棄物が捨てられています。 欧州連合がファストファッションブランド規制予告を通じて事実上2030年までにファーストファッションを終息させるという意思を明らかにし、ファーストファッション衣類を環境汚染の主犯と名指ししたことで国家的政策として進められています。 SURGERYはブランド立ち上げ段階からヴィンテージリメイクに基づき、これからの炭素規制政策に融和できるブランドとして位置づけられることを目指しています。

SURGERYは古着を活用してこの世にたった一つだけ存在する'RE'MITEDラインと新しい商品ですが販売されていない商品を意味するデッドストックを活用したプロセスラインを基盤にSURGERYならではの方向性を表現しており、毎シーズン公開されるコレクションだけでなくリミテッドとプロセスラインナップを展開し365日間着実に消費者に近づいています。

 

SURGERY COLLECTION LINE

 今回のプレオーダーを通じて披露するSURGERYコレクションラインは、急速に変化するファッショントレンドと消費者のニーズを把握した大衆性を盛り込んだことが特徴だと言えます。 シーズン別に定められたコンセプトをもとに行われたデザインとロゴプレイを積極的に活用したデザインを主に披露しており、SURGERYならではのアイデンティティを加減なく表現するためのデザイナーチームと円滑な生産のためのプロモーションチームで構成されています。 プロモーションチームは、長い間SURGERYと協業してきた生産業者で構成されており、SURGERYが目指している方向性に対する高い理解度で完璧な品質を保証しています。

 

A CONVERSATION WITH SURGERY

SURGERYを初めて知るd.codeユーザーへ向けて紹介をお願いします。

 こんにちは。SURGERYでディレクターを務めているキム・ソジュンです。SURGERYは再構築の考え方をベースにヴィンテージリメイクだけでなく多様なスタイルを再解釈してデザインを展開するファッションブランドです。SURGERYは現代のファション業界において、SURGERY(=手術)で新しい生命を吹き込んでいます。

 

アップサイクリングと再構築のデザインを手術を意味するSURGERYと結び付けてブランド名を決めたのがとても新鮮でした。

 SURGERYは手術という意味の英単語でヴィンテージリメイクで始まった私のキャリアでリメイクをする過程がまるで手術を執刀しているように感じられました。また、私の名前と発音が似ていると思いブランド名を「SURGERY」に名付けました。

 

再構築のデザインでブランドの方向性を決めるようになったきっかけが知りたいです。

 キャリアをカスタムすることから始まり、何らかのきっかけでこの方向性が決まったわけではありません。 衣装を製作するために一番先に服を解体することから始めたので、このような過程が自然にSURGERYデザインの方向性として定着するようになりました。

 

解体をした後、形を整えていく製作過程で、SURGERYだけのノウハウがあるでしょうか。

 SURGERYならではの多様なリビルド方式がありますが、その中で最も気に入っている過程は自由に絵を描きながら決められた材料を貼り付け、形を整えながら作業することです。 特に決まったことなく完全な再創造をするという思いから、完成しつつあります。 私が一番楽しさを感じる過程でもあります。

 

普段のデザインに対するインスピレーションはどこから得ていますか。

 「既存のものを持って既存ではないものに、既存ではないものを既存のものに」というモットーのもと、デザインを構想しながら周辺あるいは新しい人々との対話を通じてインスピレーションを受けたり何の悩みもなく服を全て解体してインスピレーションを受けたりしますね。

 

一般的な衣類の構成とは正反対の再構築されたデザインの最大の魅力は何だと思いますか。

 ご質問いただいたように、一般的な衣類の構成とは正反対のデザインなので、見る楽しみ、着る楽しみ、解体して製作する楽しみがあると思います。 何より持続可能性という方式で循環するデザインというのが一番魅力的だと思います。

 

今回のプレオーダーを通じて紹介することになった商品の中でバルーンパンツが一番印象深かったです。 制作背景が気になります。

 バルーンパンツは他の製品と同じように材料となる製品を解体してインスピレーションを受けて製作しました。 フィットを調整できるファスナーディテールをパンツの裏面に追加する過程で、より満足できる結果が出ましたし、私自身も最近1番愛用している製品でもあります。

 

最後にd.codeを通じてSURGERYを紹介することになった感想をお願いします。

 国内では簡単には見られないプレオーダープラットフォームを提供しているd.codeと共にすることができ、感慨深くd.codeユーザーの方々にSURGERYを紹介することができてとても嬉しいです。 これから披露するSURGERYの製品にご期待いただければ幸いです。

 

Courtesy of Surgery

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