HUMANT PHILOSOPHY
2016年秋・冬シーズンにローンチしたHUMANT(フマン)は、ストリートファッションの自由奔放さをハイエンドファッションの感性で再解釈し、新しい製品を披露するブランドです。 高いヒールのダービーシューズとブーツ、そしてスニーカーの製品で注目を集めているHUMANTは伝統的なやり方と形にこだわるクラシックシューズではなく、実験的で挑戦的な方向性を人々へ紹介しています。
またハンドメイド工法を基盤としているHUMANTのコレクションは消費者の多様なニーズに合わせて製品を製作できるシステムを構築しており、このシステムによって足の甲と足幅を調節できるのはもちろん、中ヒールとアウトソールの高低が自由に変更できるのが特徴です。
A CONVERSATION WITH HUMANT
こんにちは。D.CODEユーザーのためにHUMANTについて簡単な紹介をお願いします。
こんにちは。ブランドのHUMANTを運営しているアン・テヒです。 HUMANTは2016年からこれまでシューズをベースに展開されており、より果敢な試みを通じて消費者に毎シーズン新しさを与える存在として認識されています。 D.CODEを通じてご挨拶できて光栄です。
HUMANTは、ユーザー向けのカスタムメイドシステムを運営しているのが特徴的だと感じました。
実はHUMANTの販売方式である受注制作は、お客様の立場からして非常に不便で不親切なシステムだと感じていました。 そのため、このような不便なシステムを甘受してHUMANTの製品を購入しなければならない理由が何かを考えるようになり、受注制作というシステムだけができる差別化にポイントを与えようという結論に至りました。 そうしてカスタムメイドを思い出しました。
HUMANTは厳密に言えばオーダーメードの手作り靴ではありませんが、カスタムメイドを通じてよりパーソナライズされた製品であることを全面に出せば、製品に対する顧客の観点と商品が届くまでの時間に対する不便な認識も肯定的に転換できると思いました。 そういう意味で、HUMANTのカスタムメイドは受注制作という弱点が強みとして作用した事例だと思います。
その他、HUMANTのアイデンティティだと言える部分も気になります。
これは少し哲学的なアプローチかもしれません。 私たちだけのアイデンティティが簡潔で明確な形で説明されるものならいいのですが、数年間製品を作ってきて感じた点はブランドのアイデンティティは顧客との相互作用を通じて作られるということです。 私たちが作り出す製品のアーカイブもアイデンティティですし、哲学もアイデンティティだと思います。 さらに、お客様がHUMANTを共有して楽しむすべてのことがアイデンティティだという考えです。
確かに私たちの製品の中には特定の形態を思い浮かべるほどの意味のある製品もありますが、私たちがそのような形態の製品だけを作るわけではないため、製品に限定して話すことはできないと思います。 アイデンティティを言葉として定義するならば、むしろ新しい試みと挑戦、そして革新のような無形の価値がHUMANTのアイデンティティになることを願っています。
今回のプレオーダーのメインアイテムであるエミリーサンダルは、どのようにして誕生したアイテムですか。
私たちがお見せしたい自由奔放さと果敢さの領域を確実にアピールするためのインパクトある製品を披露したかったです。 従来のアッパーの作りから抜け出し、パデッド処理された革パネルを交差したり重なる方式で構造的なシルエットを演出し、このように私たちが意図した新しく新鮮な製品をご紹介することができるようになりました。
シューズをベースに展開される国内ブランドの中でも、HUMANTは独歩的なイメージが印象深く感じられます。 デザインに対するインスピレーションは主にどんなものから得られますか。
私たちはデザインのインスピレーションをどこから得るかよりは、デザイナーがどれだけ具体的に企画して製品を開発するかに重きを置いています。 インスピレーションは、主に日常に見られる自然現象や建築物、さらにはティーフォークからも得られます。 実際、デザイナーがティーフォークからインスピレーションを得たフォークという名前の製品も披露したことがあります。
海外でもHUMANTを紹介されていますが、国内市場と比べてどのような違いがありますか。
まだ海外市場に対する経験値が高い方ではないので、海外市場の特徴を申し上げることは難しいですが、私の個人的な見解では国内市場が最もトレンディな市場であり、韓国の消費者水準もまた非常に高いと考えています。 特に最近になって国内消費者のファッション知識とブランド経験値が非常に向上し、国内でもブランド間のグローバル競争が可能なため、これが私たちを含む国内ブランドに新しい挑戦と機会を提供していると思います。
最後に、HUMANTを初めて知るD.CODEユーザーへメッセージをお願いします。
ハイエンドブランドを主に紹介しているプラットフォームであるD.CODEで、HUMANTを紹介できる機会をいただき、誠にありがとうございます。 これからも真心を込めた製品で、長い間良い姿をお見せします。 HUMANTのプレオーダーに沢山の関心をお願いします。
Courtesy of Humant