暖かい雰囲気と共に戻ってきたSTUDIO NICHOLSON

暖かい雰囲気と共に戻ってきたSTUDIO NICHOLSON

ABOUT STUDIO NICHOLSON

 STUDIO NICHOLSON(スタジオニコルソン)の設立者であり、クリエイティブディレクターを務めているニック・ウェイクマン。彼女は優しく女性らしいクチュールデザインとメンズウェアのテーラリングを持ったディテールを兼ね備える意義を持ち、職人精神の絶妙さや自分だけの感覚を通して継続的に発展していくことができるブランドを生み出しています。これを通じて服を着用する消費者が自分でコーディネートを見つけることを望んでいます。彼女は自分のブランドを設立する前にはファッションレーベルディーゼルと英国最大の小売会社である、マークスアンドスペンサーをはじめ、数多くの英国の独立ブランドを向けて約20年間、デザインコンサルティングを行ってきており、彼女の物語は織物から始まります。

「私はチェルシーアートスクールで織物について勉強しました。 今までも研究している分野でもあります。 卒業した後はDIESEL(ディーゼル)で働きながらメンズウェアのデザインチームでデニムとジャージ、そしてカジュアルルックについて多くの経験を積みました。 このようにファッションに足を踏み入れるようになったのは、私の幼い頃から始まったような気がします。 裁縫師だった母親のおかげで、私はこのような布切れがどのように服として誕生するのかを見守ることができ、私はその隣に座ってスケッチブックにアイデアスケッチを描きました。 本当に楽しい時間でした。」

続いてニック・ウェイクマンは、自分が現在までインスピレーションを受けている人物について話したいと言いました。 その主人公は日本を代表するファッションデザイナーであるヨウジヤマモトと川久保 玲です。 日本で作られる様々な織物とデニムを扱いながら深い印象を受けてきた彼女にとって、その生地を自由自在に活用した彼らの作品は憧れの対象だったと言います。 特に日本はSTUDIO NICHOLSONの事業で大きな比重を占めている国でもあります。いくら立派なデザインであってもクオリティが裏付けられなければ意味がないという考えの土台になってくれる人物たちが溢れている日本はSTUDIO NICHOLSONが追求しようとする方向とも多くの共通点を見つけることができます。

 

STUDIO NICHOLSON Fall/Winter, 2022 "Uptown Rave”

 ニック・ウェイクマンはSTUDIO NICHOLSONの2022年秋冬コレクションのためにガス・ヴァン ・サント監督の色々な作品からインスピレーションを得ました。 特に108人にのぼる人物の肖像画を描いたイメージブックである'108 Portraits’が彼女に大きな影響を及ぼしました。 この作品は人物に対する集中度を高めるバストショットと最小限の照明で白黒撮影された作品で、STUDIO NICHOLSONの新しいシーズンを描いたルックブックでも同じ雰囲気を感じることができました。 そしてブランドの10年目を記念して、これまで披露してきたシグネチャーのようなアイテムをアップデートしたのが特徴でした。

また、人種と年齢を問わないモデルキャスティングは今シーズンも同じであり、STUDIO NICHOLSON特有のシルエットはモダニズムデザインの極致を見せてくれました。 この10年間のさりげなく自由さを反映したようでした。 そしてグースバンサントの作品で見られるキアヌ・リーブスの肖像画は、今シーズンを通じて披露するアイテムのデザインにも影響を及ぼしました。 狭いラペルが特徴のジャケットとどのスタイリングにも自然に似合うTシャツがまさにその主人公でした。

そして、いつものようにSTUDIO NICHOLSONは節制されたミニマルなデザインで性別の境界がないのが特徴ですが、中を覗いてみると非常に構造的なディテールを持っています。 退屈する暇を与えないほどのデザインなのです。 伝統的で普遍的なデザインに従いながらも、きれいに落ちるニットウェアと独特なシルエットのパンツは、彼女のレーベルを代表し、毎シーズンよりしっかりとしたクオリティとデザインに仕上がっています。是非、d.codeで公開されるPRE-ORDERを通じて、STUDIO NICHOLSONの2022年秋冬コレクションを直接体験してみてください。

Source:wwd

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